韓国のカルチャーが好き、韓国で生活してみたい、旅行だけでは物足りない——そんなあなたにぴったりなのが韓国ワーキングホリデー(H-1ビザ)です。
日本と韓国はワーキングホリデー協定を結んでおり、18歳以上の若者に対して韓国での長期滞在と文化体験の機会を提供しています。
この記事では、これから韓国ワーキングホリデーを考えている日本人の方に向けて、申請資格・必要書類・準備方法・韓国生活のコツまで、時期を問わず使える内容でわかりやすく解説します!
Index
韓国ワーキングホリデーって何?
ワーキングホリデービザ(H-1)は、韓国で最長1年間、観光を主な目的としながらアルバイトや短期就労をすることができる特別なビザです。
- 対象:日本を含む協定国の18〜30歳の若者
- 滞在期間:最大1年(1回のみ利用可能)
- 主目的:観光・文化交流
- 補助的な目的:就労(制限あり)
韓国ワーキングホリデーの申請資格(一般条件)
- 日本国籍を持ち、日本に住んでいること
- 申請時の年齢が18歳以上30歳未満であること(30歳の誕生日を迎える前まで)
- 心身ともに健康であること
- 韓国滞在中の生活費と帰国費用をまかなえる**十分な資金(目安:約30万円以上)**を保有していること
- ワーキングホリデービザを過去に韓国で取得したことがないこと
- 同伴する子どもがいないこと
申請に必要な書類(基本)
書類 | 内容 |
---|---|
ビザ申請書 | 韓国大使館/領事館公式サイトからダウンロード |
パスポート | 原本+コピー、有効期限が6ヶ月以上 |
証明写真 | 3.5cm×4.5cm、6ヶ月以内撮影 |
活動計画書(ステートメント) | 滞在中に行いたい活動・目的を記載 |
最終学歴証明書 | 卒業証明書または在学証明書 |
資金証明書 | 約30万円以上の銀行残高証明 |
住民票(写し)またはマイナンバーカードのコピー | |
その他必要に応じた書類 | 健康診断書、無犯罪証明書 など |
※すべての書類は基本的に発行から3ヶ月以内である必要があります。提出先により要求書類が異なる場合もあるので、事前に公式情報を確認しましょう。
ビザ申請の流れ
- 必要書類を準備(チェックリストで確認)
- 在日韓国大使館または総領事館に提出(居住地により異なる)
- 審査期間:通常1〜2週間程度
- ビザ発給後、1年以内に韓国へ入国
- 入国後90日以内に外国人登録証(ARC)を取得
渡航前に準備すべきこと
1. 韓国語の基礎学習
- 日常会話程度の韓国語は習得しておくと安心です
- 韓国語学習アプリやTOPIK対策講座を活用
- 仕事やアルバイトを見つける際にも有利!
2. 渡航資金の計画
- 最低限必要な資金:約30万円〜
- 初期費用(家賃保証金、生活用品、交通費など)を加味すると50〜70万円程度の準備が理想
- 緊急用資金も忘れずに!
3. 住居の手配
- 渡航直後はゲストハウスや短期滞在施設を事前に予約
- 長期滞在にはコシウォン、ワンルーム、シェアハウスなどの選択肢があり
- 韓国特有の「保証金制度(ボジグム)」も理解しておきましょう
4. アルバイトの準備
- 韓国語/英語で履歴書と自己紹介書を準備
- 日本人が働きやすい職種例:日本語教師、翻訳、カフェ、観光業など
- 日本語話者を募集する求人サイトを事前にチェック!
5. 文化・生活マナーの理解
- 敬語文化や年齢差による礼儀作法など、日本とは異なる部分も多い
- 韓国ドラマやYouTubeでリアルな韓国文化を体感
- 韓国生活経験者のブログやSNSコミュニティも参考に
韓国生活に役立つポイント
外国人登録
- 入国後90日以内に出入国管理事務所で申請
- ARC(外国人登録証)を取得することで口座開設や携帯契約が可能に
銀行・通信・交通
- 銀行口座の開設にはARCが必要
- 韓国の交通カード(T-money)を使えば地下鉄やバスが簡単に利用可
- 携帯はSIM購入またはプリペイド契約が便利
医療・安全
- 海外旅行保険に事前加入しておくと安心
- 病院受診時はパスポートやARCを提示
- 緊急時の連絡先:
- 119(救急・消防)
- 112(警察)
- 出入国管理局:1345(多言語対応)
よくある質問(FAQ)
Q. ワーキングホリデーでインターンシップや長期雇用は可能ですか?
A. 基本的に短期・補助的な就労のみ可能で、フルタイムの就職や正式なインターンシップは制度の趣旨に反します。
Q. ユ흥업소やナイトワークは可能?
A. いいえ。ワーキングホリデービザでは、風俗業・ナイトワーク等は禁止されています。
Q. 活動計画書はどのように書くのが良い?
A. 旅行や文化交流、学習、アルバイトの具体的な目的を明記し、観光や交流がメインであることをアピールしましょう。未来のキャリアとどうつながるかを書いても◎
まとめ
韓国ワーキングホリデーは、日本の若者にとって韓国を深く体験できる貴重な制度です。ビザ申請は簡単に見えて、しっかりと準備しないと落とされるケースもあります。
大切なのは:
- 最新情報の確認(大使館や外務省HPなど)
- 正確な書類の準備
- 滞在中の計画と生活設計
- 文化的な理解と柔軟な対応力
しっかり準備して、韓国での1年を人生の宝物にしてください!